多角的に見るポイント“時間を変える”

一般社団法人ココロとカラダの創発空間-遊「生きるを楽しく」✨バランスからだ塾✨のやすたまさゆきです。

今年の夏は「観測史上最高・最多」などという言葉が毎日のように飛び交うほど暑く、地球温暖化が叫ばれて長くなりましたね。それどころか、先日は国連のグレーテス事務総長が「地球温暖化は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」と発表しました。

しかしながら、実は今、地球は氷河期だってご存知でした?厳密に言えば氷河期の中の間氷期だそうです。100年単位で見れば確かに地球の温度は上がっています。砂漠化が進み、生態系も大きく変わりつつあり、危機と言えば危機とも言えます。ところが、地球48億年の歴史から見ればそれでもまだ氷河期なんです。氷河期の定義としては北極および南極に大陸並みの大きさの氷床が存在する時代を氷河期と言うのだそうです。恐竜が地球上を闊歩していたジュラ紀には地球上に氷床はなく、北極の年間平均気温は15度くらいあったと言われています。東京の年間平均気温が約16.5度ですから、その暖かさ、いや暑さには驚きですよね。

もちろん、人間による環境破壊は地球温暖化に大きな影響があると言えますし、我々人間の身勝手な行動で地球の環境を破壊し、他の動植物にその存在すら脅かすような悪影響を与えている現実はなんとしてでも食い止めなければなりません。

ただ、一つ言いたいことは物事を見るときには多角的に見なければならないということです。現在「バランスからだ塾メソッド 指導者講座」をやっておりますが、その中でも“多角的に見る”ということを重要なテーマの一つに上げています。

多角的に見るにはいくつかのポイントがあり(詳しく知りたい方は是非講座を受講してみて下さい!)、今回のことは“時間を変える”ということになります。

子どもをみていても、少々悪さをしたからといってその子が将来悪い人間になるとは誰も思わないでしょう。それは自分が経験的にわかっているからです。しかし、我々はたかだか数十年しか生きませんので、億単位で話されてもピンときませんし、なにより眼の前の現実がどうなるかが最重要課題であることも十分理解できます。

しかし大切なことは、お互いの立場や距離感、時間的な幅などを考慮すれば、我々が現実だと思い混んでいるものは、非常に偏った見方に過ぎないということを知っておかねばならないということです。

昨今ではコロナやウクライナ戦争なども報道だけが真実ではないということを知っておかねばなりません。時代や場所が変われば価値観も文化も大きく違います。もちろん人間からみた価値観だけで地球を我が物顔に扱うことも非常に偏った見方ですから、多角的に見ることは大変難しいことではありますが、多角的に見ようとすることは出来るのではないでしょうか。 地球沸騰化で地球上の氷ではなく、人々の冷え切ったココロや固まったアタマの氷が溶けてくれたらいいのにと願う、猛暑の夏です。

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