こちらも大変遅くなってしまったのですが、27日の日曜日には今年で四回目となる「芋煮会in広島」の報告です!
あいにくの雨模様で、いつもでしたら太田川ののどかな河川敷で芋煮をするのですが、今年は残念ながら室内での開催となりました。初回からご指導いただいている古代技術史研究の第一人者・関根秀樹先生に「最低限度の道具で出来る野外調理」ということでお願いしていたのですが、室内ということでテーマを「ナイフを使ってみよう!」に急遽変更!子供達と一緒にまな板も包丁も使わずにナイフで野菜をカットして芋煮の下ごしらえをしました!
今年も野菜は妻の実家で採れた野菜と妻のお父さんのお友達が仕留めて来た猪の肉で芋煮を作りました!!
芋煮が出来上がるまでの時間は竹笛つくり!のこぎりもナイフも日常の生活ではなかなか使う機会も減ってきている、もしくは初めて使う子供達。悪戦苦闘しながら自分で竹をのこぎりで切って、ナイフで加工して竹笛を作りました!音色もそれぞれあってとても良かったです
その後は皆で作った芋煮と、玄米のおにぎりを食べました!中には5~7杯も食べてくれた子供もいました
午後は福島から駆けつけてくれた私の友人二人に震災の時の様子やその後の生活、今の状況、そしてこれからの事についてお話してもらいました。TVのニュースや新聞では決して報じられない日常レベルでのお話しに参加者の皆様も聞き入っていました。最も大切なことは避難・移住された方も福島で生活を続けている人も、非被災者も誰しもがおかれた状況の中で身の回りのできる事を一つ一つやっていく事に尽きるのではないかという事だと感じ入りました。
その後はお待ちかねの「空想民族音楽 SAYAN」さんのスペシャルライヴ
お二人は毎年、東日本大震災の被災地を訪れ、障害者施設や老人施設でライヴをされていらっしゃり、関根秀樹先生の大親友でもいらっしゃるので、この会にも三年連続で演奏してくだっさています。今回は十数年ぶりに演奏する曲目があったり、関根先生とのセッションがあったり、最後には午前に作った竹笛での全員演奏があったりと、とても豊かな時間が流れていました。
福島県出身でありながら、当時何もできなかったことがずっと心に大きな鉛を抱えているような思いで過ごしていて、何かしら広島でも出来ないかという思いから芋煮会を始めて今年で四回目。会の終ったあとSAYANのリンさんから「会を重ねるごとに充実した会になってきましたね」と妻にお声をかけて下さったようですが、これもすべてはこの会にご賛同してくださって参加してくれた皆様、参加はできなっかったけど応援・ご支援してくださっている方々、毎年おこしくださる関根先生とSAYANさん、野菜やお米を毎年差し入れてくれる妻の両親、当日準備から片づけまで手伝ってくれたスタッフ、そして私が事務的な仕事の能力が皆無に等しいためにアスチカさんとの打ち合わせから、助成の手続き、参加者の把握、材料の調達など何から何までの仕事をやってくれた妻には本当に心から感謝します。
改めましてこの会に携わってくださっている方々全員に心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!!
また来年お会いしましょう