石破首相は困難な状況をなんとかかんとか頑張ってますけど、国会で居眠りしていたとか、外交マナーがなっとらん!とか、何かと足を引っ張られる話題が多く出回っていて、この国には「みんなでなんとかこの状況を乗り切っていこう!」という声が出てこない風潮がありますよねー。まあ、ゴシップのほうが視聴率や閲覧数が伸びるんでしょうけど、結局、「この国は何にも変わらない」と言っている大衆がそうさせていると思えてきます。
ということで、今回も「僕が総理大臣になったら。とんでもマニフェスト!」の3回目を書いていきます!
今回は医療。
日本は医療にまつわるお金が掛かりすぎだと感じませんか?
もちろんそのおかげで、平均寿命が長い国になっているといえばそうなのですが、それでも有効にお金が活用されているといえるかというと、それは疑問です。
例えば、2023年度の日本の医療費は47.3兆円でこれは国家予算の約31%。
アメリカ28%
ドイツ20%
フランス22%
イギリス18%
なので、欧米各国よりも割合が高いです。
さらに、この医療費の中で薬剤費は10兆円で、総医療費の21%を占めています
アメリカ13.2%
ドイツ14.7%
フランス15.9%
イギリス11.4%
となっており、しかもなんと日本人は世界で生産される薬剤の9.5%を処方されているんです!世界の人口が約80億人で日本の人口が1.2億人ですので、1.5%しかいないのに世界の薬の約10%を日本人が飲んでいることになります。人口比で言ったら6倍以上!普通に飲みすぎですよね?いや、処方されていても飲まずに捨てられている薬は20~30%あるという試算もあるので、2~3兆円の薬は飲まれていないことになります。まあ、それでも処方されすぎですよ。
日本は国民皆保険で、医療を受けやすいという良い面もありますが、一方で国民負担が少ない分、診察を受けるハードルは低くなり、過剰に診察を受け、薬を出されがちなのではないかと思われます。
「とりあえずお薬出しておきましょう」が多すぎる!
なんの「とりあえず」?
その「とりあえず」でどれだけのお金が使われ、どれだけの薬が捨てられているのかをお医者さんにも考えてほしい。
もちろん、すべての医者がそうだとは言いませんが、それにしても薬出しすぎ!
また、最近は「聴診器も当てず、触診もせず、パソコンばかり見て目も合わせない」というお声をよく聞きます。検査の数値や画像だけで判断するならAIのほうが良いんじゃない?という声も。
ごもっとも!
医者不足もずっと言われているのだから、初診だけでもAIに任せたら、その分医者を本当に必要としている方のところへ回せるのではないでしょうか?
ということで、今回のとんでもマニフェスト①は
「初診はAI医師に任せ、不要な処方を減らすことで薬剤費を減らし、その分本当に必要な方へ医師と薬を届けます!」
次に、ではどうやって自分の心と体をいい状態に保っていくかということですが、こればかりは正解はないです笑。
老いることも病むことも、死ぬことも自然の摂理だからです。
とは言え、誰でも人なんで痛みや苦しみ悲しみなどは出来るだけ避けたいと願うことは何千年も宗教や科学界でも考えられてきました。
一方、現代においては、医療が発達して寿命が伸びることと、世界的には人口爆発によって水と食料の不足が全地球規模で起こるのではないかということも大きな課題としてあります。
この2つの相容れない矛盾をどう解決していくかということは、世界中の為政者はじめ、全人類の大きな問題だということを自覚し、自国の問題としてではなく、人類共通の課題として取り組んでいかないといけないと思います。
なので、とんでもマニフェスト②は
「WHOやG7とかだけではなく、国連を中心とした国の枠組みを超えたこれからの人口爆発にともなう水と食料の確保と、世界中の個人生活レベルでの健康をどのように守っていくかを話し合う機関を設けることを提言し、全地球的な規模で医療を考えていきます」 医療に関してもまだまだ問題は尽きないですが、今回はこの辺で。