子育て・人育ての根っこ


今年も早いもので、もう一年の半分。まだ梅雨入りもしていないのに30℃超えの日が続き、まだ暑さに慣れていない体にはキツイ日々が続いておりますが、皆様は体調を崩してはいませんか?
4月に始まった「創発学舎 遊カレッジ」も3ヶ月目に入り、ようやくリズムが出来てきました。ところで、今更ですが「創発」という言葉の意味はご存じですか?あるものとあるものが出会ったときに
予想もしなかったことが起きること、というのが大まかな意味だと思うのですが、IT業界で広がった言葉だそうです。IT界はまだまだ数10年の歴史が浅い業界なので、予想もしなかったことがジャンジャン起きているんですね。それまでの言葉でしたら「化学反応(ケミストリー)」とか「偶発」「突然変異」などという言葉で表現されてきたことです。そういう意味では自然界は「創発」の宝庫、「創発」だらけです!
もし、この世界を創った神様がいるとすれば、いまの世界は予想した通りなのでしょうか?そんなことを考え始めると止まらなくなってしまいますが、「創発学舎 遊カレッジ」ではそんな創発の第
一歩を産み出す場にしていきたいと思って始めた企画です。1人も参加してくれる人がいないかもなと思ってましたが、おかげさまで現在10名を超える方々にご参加いただいております!本当に嬉しい限りです。
で、今月のmonthly遊では「子育て・人育てなんでもお話会」をしました。子育て・人育てって人類の永遠のテーマですよね。諸葛孔明もソクラテスもかなり重要視していたようですからね。
出生率、不登校、ゆとり教育、授業料無償化、離職率、パワハラなどなど世の中も子育て・人育ての話題には事欠かない状況が続いています。
子育て・人育てってそもそも何が大事なのでしょうか?
今回の会では3児の子育て真っ最中のお母さんが現地参加してくださり、生の声を聞かせてくださいました。
「どこまで言ったらいいのか、言わないほうがいいのかが難しい」
たしかに。
いや、そこを悩まれているだけでもとても丁寧にお子様と接していらっしゃるんだなあと思います。
躾なのか、おしつけなのか。
自主性なのか、ほったらかしなのか。
目の前のことなのか、将来のためなのか。
そもそもためになっているのか?
本当に悩みはつきませんが、じゃあ一番根っこにあるのはなんなのか。
そこをみなさんで考えたところ
「生存」
にいきつきました。
つまり、どうやって生きのびるか。サバイブです。
サバイブといっても今のご時世ジャングルで生活するわけではないので、自然界はもちろんのこと人間社会で生きのびることが重視されます。
そのお母さんはバランスからだ塾の保護者の方でもあるのですが、「からだが一番大事だと思って、バランスからだ塾にも通わせているんです」と仰ってくれました。
ありがたい!
とは言え、勉強や宿題などやらなければならないことをちゃんとやる、やりたくないこともやらないと仕事をしない人になってしまうのではないかと。
めっちゃ分かるー‼
突然ですが『冒険の書』という本をご存じですか?
ソフトバンクの孫正義さんの実弟、孫泰蔵さんが教育の歴史や考えについて書かれた本ですがその孫泰蔵さんが、インタビュアーに「息子さんがやりたくないことはやりたくないと言ってきたらどうお答えするのですか?」と尋ねたところ、何と答えたと思います?
「やりたいこと以外はやっちゃだめだよ」
さすがの僕もぶっ飛びました!
そう言い切れるまでには色んなご経験があったからなのでしょうが、僕はそこにはまだ行きついてないなあ。
これ言われたらやりたいことに遠慮なく夢中になれる!
モチベーションが全然変わってくる!
やりたくないことが違って見えてくる!
子育て・人育てってその子・人がこれからをどういう心持ちで生きていくかをナビゲートすることなのではないかと思い至りました。

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