バランスからだ塾のYASUTAです。
おはようございます。YASUTA妻です。今朝も寒さを連れてくる雨が降っていますね
さて、今週のバランスからだ塾は、壁登りに取り組みました。これは今週の様子では無いのですが、タイミングを逃してなかなかご紹介できなかった一場面です。
とっても照れ屋で、人一倍優しくて、自分が一番にやりたい!とみんながこぞってやる一番争奪戦に交わることもなく、逆に早い順番を譲ってしまう男の子。そして高い所や不安定な所が大の苦手。そんな彼にとっては、壁登りは最大の試練かもしれませんそれでも、自分の順番は来てしまうのです・・・
ここから上に登っていきます。天井まで達しているので、小さい子供達には怖いはずです。それはよくよく分かっているのだけど・・・。子供達を見ていると、昔、近所のお兄ちゃんお姉ちゃん達と一緒に遊んでもらう為に、お兄ちゃんお姉ちゃん達が超えていく塀を怖くても自分も乗り越えなければ置いてけぼりをくってしまうと必死だった時と同じ感覚を思い出します
みんな必死で上を目指します。
この男の子にとっての怖さは、他の人と比べると倍以上だといつもの様子から痛いほど伝わってきます。それでも、「えー!?これ使う!?」と思われるホールドを使いながらも上を目指します。(頑張れ!その言葉しか出てこないけれど見守ります。)もう少し上に行くと怖さが増して少し手も震えてきちゃう男の子・・・(もう、このへんでいいかも・・という思いが私の脳裏を一瞬よぎります・・・)
下にもっと簡単に足を置けるホールドがあることを教えてあげたいけれど、どうにか上に行けるように自分で探して、更に上を目指す姿を私はじっと見守ります。(おっちゃんは横を一緒に登りながら、いつでも支えに入れるように待機しています)
やった!!遂に登りきった!
怖くても、自分のやれることを一つずつやっていく。そしてやり切った後の何とも言えない表情。子供達から教わる事ばかりです。
この男の子のお母さんが、『以前はお友達が出来ることでも自分はいいし・・・とやろうともしなかったのに、最近お友達が自転車に乗れるようになったから僕もやってみたいって言ってきたんです!』と教えて下さいました。きっと、バランスからだ塾だけでは無いと思うのですが、ここでの経験が少しでも彼の気持ちの後押しになっているなら嬉しいです